インプラント 料金のこれからの目標
直接にはウィルスや細菌に結びつかないことの明らかな病気を考える場合にも、医学者や医者がしばしば特定病因説のラダイムに支配されていることでしょさきに、現代医学は強い分析能力を駆使して巨大な量の情報を掘り起こしているとの、いわば準備作業であるということができます。
たしかに巨大な情報洪水の中から本質的なもの、特に重要なものを巧みに選び出し、それを標的に全力を傾注することによって現代医学が華やかな凱歌をあげたことは事実です。
たとえば感染症の場合はその患者の病気を引き起こした病原菌を同定しつまりその種類を決定しその菌に対して鍵と鍵穴のように対応する抗生剤を試験管内試験を媒介として選び出し、それを患者に使用しさえすれば、いわば「自動的に」病気が治るという仕組みですから、きわめて思考経済的です。
あれこれ迷う必要は全くないのです。
しかし感染症の代表である結核の場合でさえ、特定原因としての結核菌が発見される以前からイギリスなど一部の国では生活条件の向上のみによってはっきりと減少しはじめていましたし、一方、原因が特定されるようになってからそれに対応する特効薬ストレプトマイシンが発見され、結核が治る病気になるまでに、優に半世紀以上かかったという歴史的事実を忘れるべきではないでしょう。
また少年期の結核患者と老年のそれとでは経過が著しくちがいますし、免疫機能が生まれつき低いヌドマウス(胸腺を欠いたハツカネズミ)の実験では、強力な抗結核剤を動員しても結核感染を完全に阻止することが困難なのです。
多くの疾患の病因としての各種ウィルスが次に発見されても、今のところウィルス疾患に対する決め手となるような薬は見つかっていません。
お手本の感染症の場合も、特定病因説に一定の限界を認めないわけにはいかないのです。
それはともかく、特定病因説にもとづく戦略が功を奏して感染症、こと’に肺炎とか圧、心臓病、糖尿病、膠原病、神経・筋疾患、精神病、あるいは癌などの慢性病と対決しなくてはならない時代になりました。
これらの病気は単一の明確な病因を指摘しがたいものばかり、感染症の場合のように歯切れのいい一次方程式的対応の困難なものばかりです。
ところが疾病構造の変わった今日でも感染症時代に偉力を発揮した特定病因説のうまみ、あるいは切れ味が忘れられず、単一の原因に帰することの難しい慢性病の診療に際しても同じような姿勢と戦略で臨む医者が少なくないものですから、経過がはかばかしくないことに患者はいらだち、欲求不満に陥り、東洋医学やいろいろな「非科学的」治療に走ることにもなるのではないかと思われます。
わが国でも内科の外来を訪れる患者の数パーセントは精神科的な患者であるといいますし、アメリカでは三割近くがそうだといわれています。
身体的な病気にも心身症、つまり原因が精神の方にあってその結果が身体にあらわれる病気としてとらえなくてはならないものが少なくないのです。
また社会の高齢化にともない、複数の病気を併せもった患者も次第にふえています。
あれやこれやで、感染症の場合のように特効薬一つで力夕をつけようとする戦略はなり立ちがたくなり、複眼的な配慮が必要となり、さらに医療における人間関係の重みが著しく増すようになりました。
つまり成人のモデルが強くモノをいうようになったのです。
医療を単に技術関係としてだけではなく人間関係として受けとめなくてはならなくなると、特定病因説に培われた能率本位のシステムが多かれ少なかれ破綻せざるをえなくなるというわけでしょう。
聴診器を使ったり、レントゲン写真をとったり、血液の成分を測定したり、あるいは患者の今までの生活や過去の病気についての情報を求めたりするのは、要するに診断をつけるため、いいかえると病名を誤りなく決定するため、そして患者の現状を正しく把握するためです。
これは路傍に咲く野の花を採集して、植物図鑑片手に何科に属するかを決定する作業に似ています。
ずいぶんものものしい診断機械を用いてはいますが、要するに分類学ですから、素朴で堅実な自然科学的手法になじみやすい営みであるといっていいでしょう。
多種多様な情報をカテゴリー化する作業です。
いうまでもなく、カテゴリー化して病名をつけたり、一つの病名の中での下部分類を行なったり、あるいは病気の重さを決定するのは、そのこと自身が目的なのではなく、それに基づいて対応する治療法を合理的に選択するためのいわば準備作業にすぎないのですが、周辺諸科学ともろもろの基礎医学分野の華やかな進歩に支えられて、診断のための病態生理学的・病理組織学的情報が著しく精密・豊富になると、そのことだけで医者は一種の科学的充足感をもち、ともするとそこで立ち止まってしまいます。
また、そのようにして核心にせまった診断や病状把握が可能になると、それを踏まえさえすればいつでも、いわば自動的に、最善の治療が選択できるかのような錯覚に陥りがちです。
ところが治療というのは、診断によっていったん一つにまとめられたもの、カテゴリー化されたものを、もう一度バラバラにほぐして、いわばバラツキとしての患者個体のレベルに帰し、その一人一人の具体的な患者をコントロルしようとする営みです。
診断が認識論なら、こちらは制御論であり個別化の過程です。
したがって、治療の方は素朴な自然科学的手法になじみにくく、それだけ道徳的権威やカリスマ的権威が色濃く影を落とす場面でもあります。
正確な診断は正規の医学教育を受けた医者でなくてはできないし、大仕掛けな機械をそなえた大病院ほど、気のきいた診断が可能となりますが、治療の方は街の″自分免許″の療術師でも可能です。
それどころか堂たる大学病院が手こずった患者が民間療法や神様の信心でケロリと治るのです少なくともご当人は治ったと信じることができるのです。
近ごろ巷には多くの民間療法や、厚生省のお墨付きをもらえそうもない新奇な治療法を扱った雑誌や単行本が氾濫していますが、これらの治療で治ったと確信した人が一人も存在しなければ、このような本や雑誌が売れるわけがないでしょう。
「治療は馬鹿でもできる」といわれますが、実際、そうかも知れません。
そこで「診断は科学であるが、治療はアト(技能ないし芸術)である」というよう科学と逃げ口上を、医者自身が口にするのです。
Y・Tさんのフランス人の主治医はY・Tさんに問いつめられて「医業はお料理と同じもので、科学ではありません」と断言させられるのです。
客観性を論じてみても始まらない話ですから、医者の直観と経験を信用し尊重して、目をつむって「おまかせ」することになります。
実際、診断の誤り誤診の方は、その後の病気の経過を追うことや死亡後の解剖(剖検)によって明らかにすることがしばしば可能ですが、誤療の方はその患者をもう一度同じ病気にして別の治療法を行なって比較でもしないかぎり、その治療でなければその病気が治らなかったということを確実に証明できませんから水掛け論に終ります。
しかし、はじめから治療は「腰だめ」すなわち勘や経験だけをたよりに行うものするのが、先に述べた「診断さえ正しければ治療はおのずから定まる」とする論理です。
認識さえ正しければ制御はおのずから可能である、という自信です。
その代わり、診断が定まらなければ治療の手のつけようがなく、場合によると一ヵ月も二ヵ月も検査だけで日が暮れるというような情景もなくはありません。
インプラント 病院の宣伝文句に加え、インプラント 病院もできる旨記載されていたのです。
今、最も注目を集めるインプラント 病院、それがインプラント 病院なのです!
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